ダンロップGPR-300インプレッション。

先日イワサキスタッフでダンロップの新型ラジアルタイヤ
SPORTMAX GPR-300 のメーカー主催の試乗会に行ってきました。

GPR-300はとても速そうな名前ですが、ハイグリップタイヤではなく
スポーツタイヤでもなく、ツーリングタイヤというジャンルに属します。
速く走るのは苦手だけど、タイヤが減りにくい、お財布に優しいタイプのタイヤです。

これまでにダンロップのツーリングタイヤといえば、重量級バイクの
高速ツーリング向けに開発されたロードスマート2と、コスパと軽快さに
優れる、日本の道路を走るのにぴったりな特性のGPR-200が存在してました。

どちらもツーリングタイヤとしては、充分な性能を持っていましたが
剛性の強いロードスマート2は、日本の道路を走るにはもっと軽快さと
柔らかさが欲しいかな～？と思うときがあったり、GPR-200は、もっとタイヤの
ライフや、雨に濡れた路面での安心感が欲しいかな～？という部分がありました。

そこで開発されたのがGPR-300です。ロードスマート2よりも軽快性と
乗り心地に優れ、GPR-200よりもライフとWETグリップが向上した
日本の道路を走るのに必要なスペックを極めたタイヤがGPR-300なのです。

こいつは一般の公道走行ではまず使うことのない、時速200㎞以上とかいった
高速域で働く要素をバッサリ切り離し、普通の人が『実際に使う速度域』において
美味しく味わえるフィーリングに重点を置くことで、街乗りやツーリングといった
当たり前のバイクライフを、これまで以上に楽しめるタイヤに仕上がっております。

タイヤラインナップも豊富で、400㏄クラスからビッグバイクまで、幅広い
車種年式に対応。ちなみに250㏄クラスや、80年代ビッグバイク向けには
これまた新発売の GT-601 というタイヤが用意されておりまして、こちらも
バイアスながら、GPR-300と同じ技術と性格で造られている最新鋭タイヤです。

今回の試乗会は主に、ロードスマート2とGPR-300との乗り比べでした。
実際に乗ってみたところ、乗り味の差は歴然！ GPR-300の方は明らかに
柔らかい接地感で、コーナーでは楽に曲がれる旋回力を堪能できるのです。

路面が荒れてたり、波うってるところではロードスマート2だとゴツゴツした
反応を示すところでも、GPR-300なら最適化された剛性のおかげで
ふんわりとした路面追従性を感じとれる、快適なライディングを楽しめます。

試乗コースには、公道での車線変更に見立てて走る部分があって、そこでは
スッとバイクを傾けて、スッとまっすぐに戻してという操作を容易にする
軽快さも体感できました。GPR-300はタイヤの重量もずいぶんと軽量なので
バネ下重量が低減されて、バイクの運動力を引き出してるのかもしれませんね。

軽快で良く曲がり、快適な乗り心地で、スポーツタイヤに迫る楽しさを持ちながら
ウェット性能にも優れていて、耐久性も抜群と、至れにつくせりのこのタイヤなら
街乗りやツーリングで大活躍すること確実！イワサキではそんなGPR-300の在庫を
バッチリとり揃えておりますので、タイヤ交換の際は是非ご相談くださいませ。